• 2020/07/01
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30代の転職は有利? 不利? 転職活動を行う前に考えるべきことも併せて解説します。

  • マーキャリ 編集部
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目次

30代で転職を考えている方の中で、年齢が不利になってしまうのではないかと不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では、30代からの転職は有利なのか、不利なのか、という点を解説するとともに、転職活動を行う前に考えるべきことも併せて解説致します。転職は人生の大きなターニングポイントですので、ぜひ参考にご覧いただけますと幸いです。

30代からの転職は有利か不利か

30代からの転職とは言っても、30代前半と後半でケースが変わってきます。その為、両者を切り分けて順番に解説していきます。

30代前半での転職

結論「30代前半での転職は有利」だと言えるでしょう。男性、女性問わず有利だと言える要素は下記の2つです。


・今までの経験があるから

・適応能力を企業は求めるから


詳しく見ていきましょう。

今までの経験があるから

20代の転職者と比べて30代の転職者に企業が期待していることは今までの実績や経験を活かして即戦力として活躍してくれることです。そもそも、企業が求人を募集する理由としては人的リソースが不足しているから、専門的な知見が欲しいから、新しい考え方や風土を取り入れようとしているからなどが挙げられます。特に欠員が出たことによる人員不足や専門的な知見が欲しいといった場合に30代の転職者は企業から注目される傾向にあります。


そういった企業の求人募集の背景を考えると、30代でも転職を有利に運べるケースはたくさんあります。特に、企業のニーズと自身のキャリアや実績が合致したときは転職活動を成功させやすいといえるでしょう。


また、企業によっては転職者にリーダーシップを求めているケースもあります。20代と比較して30代のビジネスマンは部下を指導したり、チームをマネジメントしていた経験がある方が多いので、このことも30代の転職活動を有利に働かせる一因になります。

適応能力があるから

今までの仕事で様々な業務に取り組んでいたことから、仕事に対する適応能力が評価されます。適応能力とは様々な状況や環境に対応していける能力、または課題を対処できる能力と言い換えることができます。30代の転職者層は20代と比べると、培ってきた経験からそういった能力が高い傾向にあるので、転職には有利といえます。

30代後半での転職

では、30代後半での転職はどうでしょうか?転職は35歳までがリミットという言葉もありますので、不利だと感じていらっしゃる方が大半だと思います。リクナビNEXTが30代の転職希望者、転職経験者を対象に行ったアンケートによると転職に対して「不利と感じている」と答えた人が8割を超えたものの、実際に転職活動を行った方からの「不利だと感じた」という回答は約5割と実際に活動してみるとそこまで年齢に障害を感じなかった人も多数いるといった結果になりました。

参考:30代後半、その転職は成功? 失敗?/リクナビNEXT(https://next.rikunabi.com/01/30s/30s_02.html


その為、30代後半だからといって転職活動をする前にあきらめるのは早計です。むしろ、経験やスキルがすでに熟練されており、育成に時間がかからないため、今すぐ即戦力が欲しいという企業にとっては30代前半よりも転職は有利だと言えるでしょう。しかし、難しい点が1つあり、それが「未経験から転職するケース」になります。

未経験の場合は難しいケースもある

ざっくり計算すると、30代前半は定年を迎えるまでにまだ30年ありますが、30代後半では20年と短くなります。未経験の場合だと20代、30代前半と同じスタートラインに立たなければならないので、伸びしろやポテンシャルといった観点から採用担当者は30代後半の転職者に特に魅力を感じないというのが実情です。また、30代の転職者に対して企業が重要視するポイントは「今まで培ってきた経験や知識を活かしてくれるか」という即戦力への期待です。未経験の領域においては今まで培ってきた経験や知識といったアドバンテージを活かすことができませんので、転職活動を進めるうえでは不利となってしまいます。

30代で転職する前に考えるべきこと

これまで30代での転職は「有利」だと解説してきましたが、ここからは実際に30代での転職活動を行う前に、考えるべきことをまとめましたので、順番に解説していきます。

本当に転職をするべきなのか

今の会社を続けるべきか転職をするか、選択は1つしか取れませんが、どちらを選んでも後々の人生を大きく左右することになります。あくまで可能性の問題ですが、転職の事前準備をしっかりと行ったのにも関わらず、転職先の会社が想像していたものと違い、30代からの転職を2度繰り返してしまうといったケースも考えられます。万が一、そうなってしまうと次に転職を考えている先の企業にも「また、すぐやめてしまわないか」「この人は本当に戦力になるのだろうか」といった不信感を抱かれるかもしれません。そういった転職活動での失敗をしないためにも、転職サイトだけでなく、転職エージェントに登録しておくと良いでしょう。


転職エージェントは自身の経歴やスキルにあった求人を紹介してくれるだけでなく模擬面接や職務経歴書の添削、非公開求人の紹介など、自身の転職を成功させる手助けとなってくれるサービスが豊富にあります。 また、活用する際は複数の転職媒体に登録することをお勧めします。エージェントによっては登録しておくだけで企業からスカウトが来る機能を付けているものもありますし、紹介される求人も違うので、可能性を少しでも上げるためにも複数の転職媒体を活用したほうがいいでしょう。

給与・労働体系は確実に確認すべき

転職先を「どんな基準」で選ぶかはあなた次第ですが、「給与」と「労働体系」の2点は生活に関わる重要なポイントなので特に入念にチェックしましょう。転職先の企業によっては、求人票には記載されていない残業時間が発生したり、長時間労働を課せられるといった可能性も考えられます。対処法は転職エージェントの担当者にしっかりと確認してもらうこと、あなた自身が「口コミ」などを確認して事前に回避すること、という2つの方法があります。「低賃金+長時間労働」という結果にならないためにも、給与と労働体系はしっかりと確認することをおすすめします。

自身のキャリアプランを明確にする

自身の目標とするべき姿(キャリアプラン)を明確に形成・言語化できるようにしましょう。例えば「年収アップのために転職をします」といった漠然とした答えでは、30代での転職活動を成功させることは難しいです。自身がいくら年収アップを望んでいても企業側にあなたの経験やスキル等の魅力を伝えることができなければ採用されることはありません。まずは自身のこれまでをよく振り返って目標とすべき姿(キャリアプラン)を明確にしましょう。


自身の目標とすべき姿(キャリアプラン)を明確にすることで、今目標を叶えるべく何をするべきなのか、どんな企業を選ぶべきなのかということがはっきりとわかるようになります。同時に自身の目標とすべき姿(キャリアプラン)やその企業に入ってどんなことをしたいのかということを伝えることができれば、より転職の成功に近づくことができます。



30代での転職活動は20代と比較すると、伸びしろやポテンシャルといった面で不利に感じてしまうかもしれませんが、有利に進められるポイントがいくつもありますので、悲観的になる必要はありません。ご自身の今まで培ってきた知識や経験を武器に目標に向かって転職活動を進めてください。

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