• 2020/06/30
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スタートアップ企業に就職する上で知っておきたい基礎知識! ベンチャー企業との違いも交えながら解説します。

  • マーキャリ 編集部
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目次

就職活動をしているとよく見かけるスタートアップ企業という言葉。知っているようで意外と知らない方も多いのではないでしょうか?本記事ではスタートアップ企業とは何かといったところからその特徴など、スタートアップ企業に就職する上で知っておくべき情報をご紹介しています。是非参考にご覧ください。

スタートアップ企業とは?

スタートアップ企業には明確な定義はありませんが、大きな特徴としては起業したばかりの会社であることが挙げられます。もともとスタートアップという言葉の発祥は、アメリカのシリコンバレーと言われています。起業が盛んに行われている土地柄であり、多くのIT企業がシリコンバレーで立ち上がっていたことを起源に盛んに用いられるようになりました。


基本的に所属するメンバーは少数であることが多く、求人を募集する際も転職市場から即戦力を募集することが一般的です。 また、新しい会社であればすべてスタートアップ企業かと言うと、そうではなく、新しいビジネスモデルやこれまでにないサービスで市場に挑戦する企業を指すことが多いです。そのため、既にある会社の子会社やグループ会社が新しく設立されたとしても、スタートアップ企業とは呼ばないのが一般的です。

スタートアップ企業とベンチャー企業の2つの違い

スタートアップ企業は、ベンチャー企業と比較されることもあります。ベンチャー企業という名前は和製英語であり、日本で生まれた言葉です。英語でベンチャーは、ベンチャーキャピタルといった設立間もない企業へ投資を行う側のことを指しますが、日本においてはその言葉が意味する対象も幅広く、こちらもスタートアップ企業と同様に明確な定義はありません。しかし、あえて違いを挙げるとするならば、スタートアップ企業とベンチャー企業の違いは以下の点になります。

ビジネスモデルの違い

ベンチャー企業は今現在あるビジネスモデルを元に事業を展開している企業を指すケースが多いです。その一方、スタートアップ企業は今までにないビジネスモデル、技術、製品・サービスを元に事業を展開していく企業を指すのが一般的になります。例えば、一昔前に注目されたベンチャー企業としてライブドアがあります。この企業はもともとソフトウェア開発の受託から始まっているので、どちらかと言えばベンチャー企業に分類されます。今当たり前になっているGoogleやFacebookなどは、今までになかったサービスを立ち上げた企業と考えられるのでスタートアップ企業と言って良いかもしれません。

収益性の違い

ベンチャー企業は既存のビジネスモデルを元に事業展開しているので着実に利益を積み上げているのが特徴です。一方で、スタートアップ企業は、今までにないビジネスモデルを構築していくのもあって、設立から数年はなかなか収益が上がらない、いわゆる死の谷と言われる期間があることが特徴です。その期間中に、先ほど書いたベンチャーキャピタルから金銭的な支援を受けて資金繰りを行うケースが多くあります。

スタートアップ企業で就職する3つのメリット

スタートアップ企業には大企業で働くのとはまた違ったメリットがあります。その為、スタートアップ企業へチャレンジする前にぜひ知っておいてください。

人数が少ない

スタートアップ企業はまだ設立間近の会社なので当然人数は少ないです。会社によっては、数人なんてところもあるかもしれません。 大企業であれば同期がいて仕事の相談や悩みを共有できるかもしれませんが、スタートアップ企業ではそれが叶わないかもしれません。ただ、これから会社を大きくしていこうとメンバー全員で一致団結して仕事をすることは貴重な経験として今後のキャリア上プラスに働くと考えられます。

仕事の裁量権がある

スタートアップ企業の多くは業務マニュアルがなく、自分で仕事の流れを作っていかなければなりません。そのため、若手のころから裁量の大きい仕事を与えてもらえることが多いです。0からその会社の仕組みづくりに関わることは大企業においては滅多に経験できるものではないので、そのようなノウハウを持っている人は人材市場でも重宝されます。また、裁量権を与えられるということは同時に決断力も養われていきます。将来的に経営者になりたい人にとっては成長する絶好のチャンスと捉えることができます。

成長スピードが早い

スタートアップ企業で働く魅力として経営者の間近で働くことができる点が挙げられます。将来的に起業を考えている人にとっては、日々、経営者層がどんな意識で仕事をしているのか、どんな基準値で仕事をしているのかを知れるいい機会です。この環境が自身の成長スピードを早くしてくれます。また、多くの仕事も新人のうちから任されるので実務経験を積むことが出来て、より成長につながりやすいでしょう。

スタートアップ企業に就職する際に覚悟しておくべきこと

スタートアップ企業に新卒で就職したらメリットばかりではなく、下記のようなデメリットもあります。

安定していない

設立当初の数年はなかなか収益が上がらないため、前述した死の谷に陥る可能性もあります。その為、大企業等に比べれば安定はしづらいです。しかし、今までになかったビジネスメンバー全員で作っていく経験は大企業ではなかなか経験出来ません。ゆくゆくキャリアアップをしていくことを考えているならその経験がなおさら活きてきます。

自分から主体的に仕事を作っていく必要がある

スタートアップ企業では、大企業とは異なりどこかの部署に配属されて仕事を託されるということは少ない可能性があります。むしろ、会社が向かおうとしている目標に向けて必要なことを自分で考えて提案し、自ら仕事を作って取り組んでいく必要があります。その為、より仕事に対しての積極性が必要になります。

教育制度がない可能性ある

スタートアップ企業は、新卒の教育制度が整っていない可能性があります。もしかしたら教育制度自体がないかもしれません。ですので、新卒向けの研修はなく、いきなり仕事に入るケースがあります。スタートアップ企業では、周りの先輩方も忙しく、なかなか疑問点を聞けない雰囲気かと思います。しかし、仕事をしていく上で疑問点は解消しておかないと今後の業務に支障をきたす恐れがあります。スタートアップ企業は人数が少ないので1人の仕事に対する責任感、重要性も増してくるのでなおさらです。わからないこと、不安なことがあれば、積極的に聞いていきましょう。



本記事ではスタートアップ企業に就職するなら知っておくべき事をまとめました。少し厳しいことも書きましたが、それくらいの覚悟がないと勤まりません。しかし、スタートアップ企業に就職することで、少なくとも大企業に就職した人たちよりかは、経営者目線で仕事が出来て成長出来ることは間違いないでしょう。将来は起業したいと思っている方や周りの人よりもいち早く成長したいというような向上心高い人にはスタートアップ企業はオススメです。今回の記事を参考にして是非、スタートアップ企業にチャレンジしていただければと思います。

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