• 2019/10/17
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マーケティングとは? 基礎から丁寧に解説します!

  • マーキャリ 編集部
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ビジネスの世界に身を置いている方なら「マーケティング」という言葉を聞いたことがない方はいないでしょう。言葉自体は定着していますが、実際に「マーケティングとは何か」と尋ねられたらはっきりと定義・説明するのは難しいと感じる方が多いはず。日常の生活で使う言葉ではないということと、実際に関連の部署に所属していないと仕事内容が見えづらいことが、マーケティングを「何か難しそうなもの」と思わせている原因かもしれません。特に日本の企業においては定義がバラバラであることも多いです。

この記事では、これから就職・転職をしようとしている方やマーケティング職を目指す方に向けて、マーケティングとは何かをしっかりと解説しています。自身のキャリアを考える上できっと参考になる内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

市場調査や広告宣伝はマーケティングの一部



マーケティングと聞くと、市場の調査や分析、ブランディングを行うこととイメージしている方も多いのではないでしょうか。実はそれらはマーケティング活動の一部に過ぎません。企業によってマーケティング職が担う仕事は千差万別ですが、まずはマーケティングとは販売戦略のことであると考えてください。

マーケティングは販売戦略

マーケティングとは、一言で言うと販売戦略です。企業が提供するサービスや商品をいかに売って、収益を上げるか。売上を上げるために行う企業活動全般を指します。そのため市場の分析やPR活動などはマーケティング活動の一部となります。実際に商品をお客様に売るのは営業の仕事ですが、商品が売る前段階までの「売れる仕組みを作る」のがマーケティングの仕事です。

マーケティングとは「誰に何を、どのように販売するか」の販売戦略を立て、実行するのが仕事です。商品が決まったらどんな風にPRするか、価格はいくらでどういったお店に置いてもらうかなど、さまざまな要因を全体的に考えるところまで、非常に広い範囲で業務を担当します。 商品をヒットさせるためには、単純に良いものではなく、必要とされているものを作る必要があります。商品をヒットさせるために行う調査から、商品を欲しいと思わせるための宣伝、そして販売に至るまでの戦略はすべてマーケティングです。それゆえ販促や広報などはマーケティング活動の一部であると言えます。

たとえば自動車1つとっても買う人の目的はさまざまです。スポーツカーのようなかっこいい車に乗りたいのか、家族全員が乗れる大きな車が欲しいのか、単純に買い物やお出かけの足として欲しいのかでどのような車を買うかは異なってきますよね。自動車メーカーの例で言えば、マーケティングは、「どんな車が今求められているか」といったニーズを把握し、それを満たす車を作り、効果的な宣伝をして消費者が欲しいと思ってもらえるようにアプローチすることと言えます。

最も重要なのは市場調査

マーケティングは市場調査から商品開発、広告宣伝まで広い範囲を指す言葉であることがイメージできたでしょうか。マーケティングとは大きく分けて市場調査・商品企画・広告宣伝の3つの段階に分けられます。単価が安いものであっても、新しい商品を世に出すには莫大なコストがかかります。場合によってはそれを作るためだけに新たな機械を導入しなければならないこともあるでしょう。会社は慈善事業ではなく、利益を生むために活動しているのですから、売上を上げることは絶対達成しなければならないものとなります。

どんなに商品が良いものであってもニーズがなければ売れません。どんなにTVCMを打って認知度を上げ、短期的に売り上げにつながっても、商品がよいものでなければ会社の評判を落とすことになります。そういったことを考慮した場合、最も重要なのは「そもそも何を作るか」「何が求められているか」を決定づけるための市場調査であると言えるでしょう。

具体的な仕事の流れは?



商品を実際に売るのが営業で、売れるような流れを作るのがマーケティングです。マーケティングの仕事の流れは以下のようになっています。

1.市場・ターゲット調査

商品を考えるためには、まず市場にニーズがあるかどうかといった段階からリサーチする必要があります。良いものや新しいものだからと言って売れる時代ではないので、市場調査はニーズを掴むため、売れる商品を作るために最重要な行動です。

2.商品企画

誰に・どんなものを売るのかが定まったら実際に商品を企画します。市場のリサーチで得たデータを基に企画をすることになります。データはデータしかないので、データをどのように捉え、分析し戦略を練るかがマーケティング職の醍醐味だと言えるでしょう。企画したものがすべて商品化されるわけではなく、社内でプレゼンを行い、通過したものだけが商品化にすすみます。新商品など、規模が大きなもの・新しいものに関しては、経営層へプレゼンを行うのが基本となります。

3.販促方法の決定・実行

次に行うのは、どのように販売するかということです。PR活動や広告宣伝の手法などもこの段階で決定していきます。実際にモノを売る営業や、広報などとも連携しながら仕事をすすめていくため、社内でさまざまな調整が必要になる段階でもあります。調整を行いながら企画を実行に移していきます。

4.効果検証

最後に、これらの活動が「売上に実際に結びついていたのか」を検証します。マーケティング活動にかかっていた費用は、広告宣伝費はもちろんのこと、市場調査に対しても大きな費用が必要となります。マーケティングによって得られた売上を算出して、費用対効果をはかることで、マーケティング活動に効果があったのかを検証します。売上との直接的な関係を測定するのが難しい場合もあるので、その場合は「認知度の向上」や「見込み客の獲得」などを指標とすることになります。

マーケティング職は、自分が企画した世に出るといった大きなやりがいがある仕事です。関連する資格やセミナー、学びを深めるための学校などもありますが、資格がなければ活動できないというわけではなく、実力次第の世界です。会社の売上に深く関わる仕事ですので、その分責任は大きいですが、ビジネスパーソンとして成長を遂げる上では挑戦のしがいがある仕事であると言えるでしょう。

新卒の大学生でこれから初めての就職を行う場合は、まだまだ自分が知らない職種や仕事がたくさんあるはずです。知っているものだけから選ぶのではなく、自分が詳しく分からない仕事について知ることで、新たな方向性が決まることも多いです。さまざまな求人情報や、会社のホームページなどをしっかりと読み込み、ぜひ、自身のキャリアについて考え、職種や業種、企業研究を行い、将来的にどんな仕事をしていきたいかをきちんと言葉にできるようにしておきましょう。

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