• 2020/06/09
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広告業界の重要ポジション! ストラテジックプランナーの仕事内容とは?

  • マーキャリ 編集部
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目次

広告代理店のマーケティングに深く関わるストラテジックプランナー。広告代理店と聞くと、営業職がバリバリ活躍しているイメージが強いかもしれませんが、効果的な広告を制作するにはさまざまな戦略が必要となってきます。ストラテジックプランナーは、クライアントの意向や目的を達成するための重要なポジションです。


この記事ではストラテジックプランナーの仕事内容や必要なスキルなどについて詳しく解説しています。新卒からの就職や転職で広告業界を志す方にはきっと参考になるはず。ぜひ最後までご覧ください。

ストラテジックプランナーとは

ストラテジックプランナーは、広告代理店の中でも深くマーケティングに関わる職種です。クライアントのブランド戦略や、コミュニケーション戦略をデータの分析や調査をもとに企画提案していく仕事です。コミュニケーション戦略とは、アピールする商品を他社と差別化して売り出すためのプロモーション戦略のこと。いくら良いものでもそれだけでは売れる時代ではないため、「どう売るか」が重要になります。この「どう売るか」という戦略がコミュニケーション戦略です。


ストラテジックプランナーは、ストプラと略されることもあります。

ストラテジックプランナーの仕事内容

ここからはストラテジックプランナーの具体的な仕事内容について解説していきます。ストラテジックプランナーには大きな3つの役割がありますので、実際の仕事の流れにそって順番に紹介します。  

戦略立案

広告を出すことを決めたクライアントの課題解決のためにブランド戦略・コミュニケーション戦略を立案します。言うならば「こうすれば上手くいくだろう」という仮説を立てる段階です。もちろん戦略は、ひらめきなどではなくデータに基づいて立てられていきます。どうすればクライアントがターゲットする層に商品やサービスをアピールできるのかを理論立てて考えていくことが求められます。  

立案した戦略の裏付け調査

戦略には必ず裏付けが必要です。あなたが広告の依頼主だとして、広告代理店のセンスやフィーリングで広告を作られたとしたら、GOサインは出せませんよね。ストラテジックプランナーは、戦略を提案するために戦略の有効性もあわせて伝えられる必要があります。そのために綿密な調査が欠かせないのです。クライアントの競合他社のデータなどあらゆる調査を行うことになります。競合他社のサービスにはどんなものがあり、利用している層はどのようなものか、また実際に利用している人へアンケートやインタビューを行うこともあります。


企画を立案するよりも、実は重要なのがこの調査段階で、時間もかかります。立案した企画は、もちろん調査の結果によっては一からやり直しといったこともあります。しかし、効果の上がる広告作りのためには、決しておろそかにできないものです。  

実施した戦略の効果測定

戦略を立案し、それが実施されればストラテジックプランナーの仕事は終わり、というわけではありません。戦略を実行したあとには効果測定やフィードバックを行います。クライアントが広告を出すのはあくまで課題解決のための1つの手段です。そのため効果測定の段階では、広告に限定せず広い範囲でコンサルティングを行うようにクライアントにとって最善の方法を考える必要があります。戦略の効果測定は、特に思うような成果が出なかったときこそ重要になるストラテジックプランナーの仕事です。

ストラテジックプランナーに必要なスキル

広告における戦略を立案するストラテジックプランナーは、企画の立案だけでなく広告を制作するにあたってのマーケティングにもたずさわることから、広い業務範囲についての知識やスキルが必要になります。ストラテジックプランナーとして活躍していく上で特に重要になるスキルをピックアップして紹介します。 

消費者目線で客観的にとらえるスキル

マーケターが自社の商品をいかに売るかについて考えるのに対し、ストラテジックプランナーは、「消費者ならどう行動するか」といった視点が求められます。どんな広告プランでも消費者に響かなければ意味がありません。広告戦略を立案する立場でありながらも、消費者目線で物事をとらえることも重要となります。常日頃からサービスの提供側だけでなく、消費者側としてもさまざまな体験をすることで、リアルな消費者像をつかむことができます。 

論理的思考能力

企画に対する発想やひらめきは、ふと降りてくるものではなく地道な積み重ねによりたどりつくものです。膨大なデータから必要なものを抽出し、企画に活かしていくためにはそのデータがなぜ必要なのかといったことが論理的に判断できなければなりません。企画立案よりも調査に時間がかかりますので、地道な事務作業に対する忍耐力も重要です。


また、戦略の立案には正解や方程式はありません。そのためクライアントに合わせて柔軟に戦略を立てる必要や、最善のプラン立案のために主体的に行動することが求められます。

ストラテジックプランナーになるには

ストラテジックプランナーには必須の資格はありませんが、戦略の立案・データの調査・効果測定とそれぞれにおいて高度な知識とスキルが求められます。そのため新卒・転職のどちらにおいても難易度が高いです。新卒の場合はストラテジックプランナーとして求人募集がありますが、中途の場合は、広告代理店やリサーチ会社での経験やコンサルタントとしての経験がなく、広告戦略に対して未経験であれば、応募できないことがほとんどです。


転職でストラテジックプランナーを目指す場合には、まずは広告代理店に営業などで入社して経験を積むなどをするとよいでしょう。自身の経験が思わぬところで活きることもありますので、転職エージェントを利用してストラテジックプランナーへの近道がないかを調べてみるのもよいでしょう。

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