• 2020/06/01
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アカウントエグゼクティブってどんな仕事? 仕事の内容や業務の流れを解説します

  • マーキャリ 編集部
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目次

広告代理店を中心に活躍するアカウントエグゼクティブ。元々は広告代理店の営業担当を指す言葉です。インターネットやスマートフォンの発達で、広告のかたちも変化してきており、近年ではIT分野や人材業界でもアカウントエグゼクティブという職種を設けていることも増えてきました。この記事では、広告を扱うアカウントエグゼクティブの仕事内容や仕事の流れについて詳しく解説しています。広告業界への就職・転職を考えている方には特に参考になるはず。ぜひ参考にしてください。

アカウントエグゼクティブとは

アカウントエグゼクティブは、広告代理店における営業職のことです。営業にもさまざまなかたちがありますが、アカウントエグゼクティブは、提案型の営業と言えるでしょう。基本的には、クライアントを専任で担当します。広告を使ってクライアントの課題解決のための戦略を企画・立案し実行していきます。案を出すだけでなく、広告やプロモーションの実施にあたっての制作進行やアフターフォローまでも一貫して担当します。広告やプロモーションの規模にもよりますが、基本的には1人で複数のクライアントを担当します。電通や博報堂といった大手広告代理店であれば、専属で大きなクライアント1社だけを担当することもあります。


クライアントは広告を出すことがゴールではありません。求人広告であれば優秀な人材を集めるためですし、テレビCMであれば商品の認知度を上げ売上に貢献することでしょう。広告やプロモーションを行う目的はクライアントによってさまざまです。そのためアカウントエグゼクティブは、クライアントの要望をしっかりと正確に判断することが重要になります。


クライアントによっては、広告を出すことに慣れていない場合も少なくありません。そのためクライアントの指示通りのものを作るだけでなく、自らより良い広告のために提案をしていくことも重要になります。広告代理店としては、クライアントから広告を依頼されれば利益が出ます。しかし、広告の効果がなければそのクライアントからは二度とリピートされることはないでしょう。アカウントエグゼクティブは自らも学び、積極的に広告に関わっていくことが求められる職種だと言えます。

アカウントエグゼクティブの仕事の流れ

ここからはアカウントエグゼクティブの具体的な仕事の流れについて順番に解説していきます。 

クライアントから依頼を獲得

クライアントは単発や短期間広告を出す場合と、長期にわたって広告を出す場合がありますが、どちらにしろ、まずは依頼を獲得するところから始まります。依頼の獲得方法は、すでに付き合いがある企業から直接依頼をもらえることもありますが、大がかりなTVCMなどになれば、複数の広告代理店がプレゼンテーションを行うコンペ形式であることもあります。  

広告枠の確保

TVCMにしろ、新聞や雑誌にしろ、広告を出稿できる枠には限りがあります。広告代理店では基本的にある程度の枠を確保しておいて、そこに出稿をしてもらえる企業を探すパターンと、すでに依頼が決まっているクライアントから要望を受けて空いている広告枠を探すパターン、2つのパターンを組み合わせて行っているパターンがあります。  

企画提案・広告制作

あらかじめ広告枠を確保しておいて、そこに出稿をしてもらえる企業を探す場合は、この段階で営業をかけることになります。これまでに付き合いのあるクライアントに提案し、それでも枠が埋まらなければ新規営業をする流れです。


依頼をもらい広告枠も確保したら、社内のメンバーをアサインし、広告を制作していきます。その際に重要となるのは、クライアントの意向を正確に伝えること。出来上がった制作物に最終的なOKサインを出すのはクライアントです。クライアントからして「要望と違う」となれば最悪の場合作り直しとなってしまいます。 広告も1人ではなく社内のチームで作るものなので、メンバー間でも制作物の方向性にズレが生まれないよう、クライアントの意向についてはきちんと時間をかけてフィードバックを行うことが重要になります。

納品までのスケジュール管理

広告を制作するだけでなく、実際に広告がメディアに載り、その後アフターフォローを行うまでがアカウントエグゼクティブの仕事です。広告には枠がありますので、枠を確保したらそれに合わせてスケジュール管理をすることもアカウントエグゼクティブの重要な役割です。TVCMなどの映像を使った広告であるならば、撮影現場のチェックなども行います。制作期間がある程度長期にわたる場合は、進捗具合をクライアントに逐一報告するなども必要でしょう。

アカウントエグゼクティブへの就職・転職事情

アカウントエグゼクティブ職は、広告業界の営業職。広告業界のなかでも新卒・中途ともに求人が多い職種です。広告を実際に制作するクリエイティブ側であれば基本的には経験が必須となりますが、営業職であるアカウントエグゼクティブは、他の業種と同様に未経験でも応募可であることが多いです。人と関わる仕事ですから接客業などの経験があればそれも活かせるでしょう。何よりもコミュニケーション能力が重視されるものですので、これまでに営業に関連する経験がなくても、ぜひチャレンジしてみてください。

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