• 2020/05/28
  • 連載企画
  • キャリアチェンジ体験記

広告・エンタメ・メディア業界へ転身!人材業界からのチャレンジ【キャリアチェンジ体験記】

  • マーキャリ会員  
article-image

【キャリアチェンジ体験記とは】
働き方改革が施行されたことにより、会社の体制や制度が変わったなんて人も多いと思います。企業も個人も今まで以上にビジネスマンのキャリア展望に目が向けられている中、マーキャリ会員によるキャリアチェンジに伴った体験談をシリーズものとして連載していくのが本企画です。

今まさに自身の今後のビジネスライフに向けて働き方を変える動きをしている方もまだキャリアプランが漠然としている方も参考になる内容になっておりますので是非ご覧ください。

今回の記事投稿者:澤正史さん
⇒澤正史さんのバイオグラフィはこちらをクリック

スポーツ関連OTT配信メディアに勤務している澤と申します。
広告・エンタメ・メディア業界に転身してから10年以上経ち、タフな仕事も多いですが、華やかな世界で毎日がプロフェッショナルな文化祭のような、充実した日々を送らせてもらっています。
テレビ局に転職することになるとは露程も思っていなかった20代後半の人材業界セールスマンが、リーマンショック、大不況の真っただ中で、なぜ、そして、どうやってキャリアチェンジに至ったか、転身後の苦労や成し遂げられたことなど、当時を振り返りつつ紹介します。

大不況!キャリアチェンジのきっかけ

2008年、ベンチャー系人材求人媒体の営業としてトップセールス、セールスリーダーになり、会社自体も入社時の5倍くらいの人数になっていました。順調にキャリアを積んでいた20代後半、大不況は突然やってきました。歴史的な不況、リーマンショックでした。

リーマンショックの影響を受け、どの企業も採用を控えたため、人材業界は軒並み苦境を迎えました。社会人になって初めて不況に直面したのですが、営業として、この商材を売り続けるのは難しいと考えるようになりました。

当時、人材系の営業はテレアポ、飛び込み営業は当たり前の体力勝負なところもあり、できれば20代で卒業したい、とも考えていました。採用難とは言え、ベターな商材、職場があるだろう、と転職を決意、行動に移すことにしました。

なぜテレビ局を選んだのか?

求人媒体とは言え、ウェブサイトでしたので、それまでのキャリアを考えて、ウェブ系の営業ならできるかな、と転職活動をしていました。リクルーティングに携わっていましたので、転職に関してはお手の物、あらゆる求人媒体や人材紹介会社に登録し、履歴書の提出、面接へと進んでいきました。

人材紹介会社からテレビ局の広告営業の仕事に応募してみないか、という連絡があり、まさか自分が受かるはずもないし、正直なところあまり興味もあまりなかったのですが、話は聞いてみよう、と応募しました。面接に進むと、当時の営業部長さんが対応してくれ、企画提案をすることの楽しさ、テレビ局の求人はあまりなく貴重な機会であること、会社の魅力などを教えてくれました。

前職でも商品開発をしながら、企画提案をするスタイルで成績を伸ばしていたことも評価され、無事内定をいただきました。当時、長男が幼稚園生で、彼が好きなアニメを放送していた、ということもあり、お世話になることに決めました。

テレビマンの苦労と営業スキルが活かせたこと

新規開拓営業もしながら、産休に入った先輩の仕事を引継ぎ、キャンペーンの企画、制作進行などをしたのが最初の仕事でした。同じ営業とは言え、右も左もわからず、苦労することは多かったです。

業界用語や慣習には苦労しました。テレビ広告業界でしか使わない用語がたくさんあります。例えば、代理店さんから、「のみどり」(特定の番組やカテゴリー”のみ“でCMを流すこと)でお願いします、と言われたりするのですが、完全に頭の中は”はてなマーク“でした。先輩やお客さんからでさえも素直に教えていただくことで、徐々に慣れていきました。

接待もほぼしたことがなかったのですが、広告業界ならではの飲み会も多く経験させていただきました。部長さんや先輩の立ち振る舞い、お土産を持っていくなどの気遣いを身近で見ることができ、本当に勉強になりました。元気にハキハキと、礼儀正しく、よく食べ、よく飲むという、体育会系出身ならではのスキルは大いに役立ち、皆さんにかわいがっていただきました。

苦労することは多かったものの、営業としてのスキルは普遍的なものです。お客様の課題をヒアリングして、整理すること、ソリューションを提供することは前職で叩き込まれていたことで、押し売りをせずに、正直に、誠意を持って対応してきたことは、長期的にお客様と良好な関係を持ち、売り上げをあげる成果に結びついていきました。

MVP、昇進、そして営業部長へ!

新規開拓営業も人材業界の勢いのまま、ひたすらに行い、売り上げを伸ばしつつ、先輩から引き継いだ案件も改善を重ね、規模をどんどん大きくしていきました。それまでの業績や今までにない手法での企画が評価され、アジアパシフィックの年間ベストセールス賞をいただきました。

外資系企業だったこともあり、結果が出ると年齢は関係なく昇進をさせてもらうことができ、毎年ポジションが上がっていきました。業務範囲も広告だけでなく、キャラクタービジネス、デジタル、番組販売など幅広くなっていきました。新規ビジネスも会社に提案をさせていただき、どんどん新しいことにもチャレンジしていきました。

部下もでき、売上/PLの管理、社内の調整、業務プロセス改善など社内の仕事も増えていき、大変なことも多かったですが、充実した日々を過ごさせていただきました。営業部長として10名以上のチームを率いるまでになりました。

なぜキャリアチェンジでも成功できたのか?

「営業」、「セールス」というとお客さんから疎まれながらも、粘り強く説明して売る、という後ろ向きのイメージを持たれている方が多いかもしれません。また、普段から明るくて、コミュニケーションが得意な人にしかできない職種だと思われがちです。

就職時、営業職に就くことに家族全員が驚いていました。それは、私の本来の性格を知っている家族が、シャイで、押しの弱い自分の性格を知っていたからだと思います。今でも初対面のお客様にはあまりインパクトを残すことができずに帰ってくることもあります。

20代で求人媒体の広告営業をしていたときに身に染みてわかったことなのですが、右から左へ作り上げられた商品を押し売りして、一瞬売れたからと言って、それ限りでお客様との関係は終わってしまいます。それでは売り上げは最大化されませんし、そもそも人として気持ちよくないです。

それよりも、お客様の直面している課題ややりたいことをしっかり聞いて、それに対する施策を考えて、実施して、ご満足いただいて、長期的な関係を続ける、というアプローチを続けたほうがよいのは決まっています。顧客とコミュニケーションをして、自分の頭で考えて、課題に対して提案して、実行するプロであることを意識してきました。

これはセールスという側面以外でも心がけてきたことで、例えば、社内の上司、部下の関係でもソリューションを提供することを自分自身の価値としてきました。部下のボトルネックになっていることがあれば、彼らから状況を聞き、社内調整や業務プロセス改善を設計して、実施します。部長が社長に報告に行くときに資料が必要なのであれば、どんな情報がほしいのか、どうすれば社長が満足いくレポートになるのか聞いて、しっかり自分の頭で消化をしてから資料を作ります。

そして、いただいたご相談、課題で解決できるものに対しては全力で提案していくことを信条としています。強力な営業トークや性格的なところでインパクトを残せない分、この人ならしっかりやってくれるな、という信頼をいただいてきたかな、と自負しています。

転職、キャリアチェンジをお考えの方へ

これからまた大不況に入りそうな状況です。私のようにやむを得ず、新たなチャレンジをしなければいけない方も増えてくるかもしれません。20代で営業をやっていない方であれば、身をもって普遍的なビジネススキルを学ぶ良い機会になりますので、若いうちに経験することをお勧めします。また、現在営業の方でも、営業スキルはビジネスにおいて普遍的なものになりますので、自信を持ってください!

ソリューションを提供すること、全力投球すること、ビジネスパーソンの基本ですが、それがあれば、どんな環境でも活躍できるはずです!

関連記事

検索条件を変更する

フリーワード

記事カテゴリ
タグ