数学が大好きだったことから高校は科学技術科に通う。
白衣に憧れ電磁気学・電子情報学(プログラミング)を専攻してみたがセンスがなく何度も基盤を燃やし、将来Web業界は関わらないと誓い卒業。 大学を卒業後、2019年4月にエムエム総研に入社。
「Web業界には関わらない!」と誓ったはずがご縁ありWebディレクターを目指すことに。持ち前のピンチもチャンス気質でWebディレクターになる為にお勉強中!
私の経歴はこちらのバイオグラフィページでも公開しています。
皆さんこんにちは!あんです。
突然ですが、Webディレクターがどのような職種で、実際にどのような仕事をしているかご存知ですか?
今回から6回にわたり、新卒でWebディレクターを目指す私、あんがアシスタントディレクターとして日々学んでいる“ディレクターの実際の業務内容”を深く掘り下げてご説明したいと思います!
これからWebディレクターになりたい方はもちろん、Web制作に興味のある方必見の連載記事、ぜひ最後まで読んでみてください!
Part1ではWebディレクターとは何か、未経験ならではのメリット、そしてWebサイト制作の一連の流れを簡単に説明します。
Webディレクターとは
Webディレクターとは、Webサイトの制作における総監督の事を言います。Webサイトの制作には多くの工数が存在しますが、Webディレクターは、どのようなサイトにするのかという「企画・設計」から、「デザイン」、「構築」、「公開」、そしてその後の「運営」までの一連の流れすべてにおいて指揮をとり、Web制作チームをまとめます。
また全体の進行管理に加え、プロジェクト内容にも関わるWebプロデューサーのような働きをする人や、デザインやコーディング等のサイト制作作業に携わる人など、働き方も多様であり、一言でWebディレクターといっても多くのタイプがあります。
そのためWebディレクターは多岐にわたる知識が必要なのも特徴です。
(色々なWebディレクターのタイプを知りたい方はコチラもチェック)
▶https://mar-cari.jp/article/articledetail/?id=140
未経験でWebディレクターになれるのか
上記に述べているようにWebディレクターにはWeb制作における幅広い知識が必要であり、Web制作の経験がある人がWebディレクターになるパターンが多いのが現状です。その結果、未経験だからとWebディレクターになることをあきらめてしまう人も多くいます。
しかし私が実際にWebディレクターを目指しているように、未経験からWebディレクターを目指すことは可能です。
(未経験からWebディレクターを目指す実際の方法が気になる方はコチラをチェック!)
▶https://media.mar-cari.jp/article/detail/373
また、勉強することが多いので少々大変な面もありますが、未経験でWebディレクターを目指すことは、自身で何を売りにするかを決められる事に大きなメリットがあると私は感じています。
経験のあるWebディレクターの方々は、前職でどのような仕事をしていたかによってスタイルが変わり得意な案件も全く異なります。
例えばとにかくオシャレなサイトを作りたいのなら元デザイナーのWebディレクター、難しいシステムを搭載したサイトを作りたいのなら元エンジニアのWebディレクターのように、それぞれ得意な範囲が存在します。
そのため入ってくるお仕事も偏りが出てきます。
しかし未経験でWebディレクターを目指す人は未経験だからこそ、これから何を学ぶかに意図的に決めて、自分の希少価値を高め、セルフブランディングをすることが可能なのです。
未経験ならではの強みを生かし将来どんな仕事がしたいかを意識しながらWebディレクターを目指すのも良いなと私は感じています。
Webサイト制作の流れ
次は実際にWebサイトがどのような流れで作られるかをお話します。Webサイトの制作には大きく5つのフェーズがあります。
(1)企画・設計
(2)デザイン
(3)構築・開発
(4)テスト
(5)公開・運営です。
以下はサイトの制作の流れとWebディレクターの業務の概要、そして関わる職種の方の動きをまとめた図になっています。
それぞれどのような形でWebディレクターが関わるかというと、
企画・設計では、どのようなWebサイトにするか企画をし、そのサイトの目的を達成するためのサイトの構成図やワイヤーフレームを作りサイトの設計を行います。
デザインでは、デザイナーとコミュニケーションをしながらUI(ユーザーインターフェイス:クリック操作などのユーザーが実際に触れる部分)を考え、良いサイトづくりを目指します。元々WebデザイナーからWebディレクターになる人も多いため、その場合はデザイナーと一緒にデザインを行う事もあります。
構築・開発ではデザインで作ったものを正しく動作する様にエンジニアと会話をしながら開発手法を決め、制作に携わります。
テストでは元々の設計やデザインと差異がないか、Webディレクターがチェックしていきます。
出来上がりの精度は、制作の技術は勿論ですがWebディレクターが制作過程で開発メンバーとどれだけ上手にコミュニケーションが取れていたかが大きく関わります。
そして公開・運営では、サーバー周りの設定やSEOを意識したメタ情報など、表面ではなく、裏側の重要な部分の策定、その後のサイト活性化のためのPDCAをまわすフローもディレクターは大きく関わります。
いかがでしたでしょうか?
Webディレクターという職種はよく聞くものの、実際の仕事内容は様々でありイメージがしづらいものだと思いますが、この記事で少しでもWebディレクターに興味を持っていただけたら嬉しいです。
次回以降は上記でご紹介した5つのフェーズでの業務内容をもっと詳しく説明していきたいと思います。
それではまた次回!