ビジネスモデル

CO-NECT株式会社は、「やさしいテクノロジーで社会をアップデートする」をミッションに、2015年6月に設立。BAR やウイスキーの愛好家向けアプリを開発・運営する中で、飲食店が商品や資材の発注業務にFAXや電話等の手段を含めて多様なツールが使用されていることに着目し、受発注管理を効率化できるサービスの開発に着手。2019年に飲食・小売店向けの受発注システム「CO-NECT」を正式リリースした。
経済産業省のレポートによると、国内のBtoB受発注の流通の約7割はFAXや電話といったアナログな手法で取引されている。国内の大多数の飲食店・小売店といった発注事業者では、取引先によって10種類以上の発注手段を使い分けている店舗もあり、属人化による効率低下や発注ミスを誘発していた。受発注業務をデジタル化することで、飲食・小売店だけではなく、卸から、メーカー、公的機関まで事務スタッフのテレワークの実現や業務時間の削減に⼤きく貢献している。

2020年11⽉には⾃動発注システムや、FAX・メールで受領した注⽂内容を⼀元化するサービスなど、ユーザーの業務効率化を促進するサービスを提供開始。同年、ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2020にて「ニュービジネスモデル賞」を受賞し、ますます注目が高まっている。

営業組織分業化の状況

マーケティング、セールス、カスタマーサクセスと営業組織の分業化が進む同社。 今回インタビューした飯田氏は、プロダクトセールス部門で営業をおこなっている。動画ではセールスとしての働き方について聞くことができた。

営業プロセス

セールス部門では、新規や既存の顧客に対して、電話でのアポイントメント取りから商談までの導入支援をおこなっている。問い合わせ時点で、すぐに通知が届くようになっており、その場で確認して顧客対応をおこなっているそうだ。 「今だとやっぱり画面の共有をオンラインでできるので、実際にご覧いただきながら分かりやすく説明ができているかなと思っています」と言う。

オンライン化によって移動時間が削減されることで、1日の商談件数が訪問のみの場合と比べて2倍になるなど、導入支援の変化についても語ってくれた。

プレイヤーの一日

週に5日在宅ワークとなっているが、朝礼・夕礼に加え、毎週の全社員ミーティングでの各人の進捗共有と、月1回の数名ずつの出社、また、隔週での代表との1on1があり、社内でのコミュニケーションは密に取られている印象だ。

ITツール利用促進状況

リモートワーク主体のため、Web会議システムやチャットツールでコミュニケーションを行っている。顧客からの問い合わせ通知はSlackにも届くようになっており、リアルタイムで対応できる。営業・マーケティング活動の管理については、主にZoho CRMで顧客管理や数字分析、成果管理をおこなっているそうだ。情報を一元管理することで、現状の進捗や個人の動きが可視化できる状態になっている。

ワークスタイル

現在、月に1回の出社を除き、週に5日リモートワークとなっている同社。Slackにおいては、情報の透明化のため、チームが異なる場合でも、すべてのチャンネルに入ることができる。社内では、テキストコミュニケーションがメインとなっているため、冷たい印象にならないよう、言い回しに気を付けたり、良い動きがあればスタンプを押して褒める文化があるそうだ。

今後組織として成長、育成する分野と今求めている人物像

CO-NECT株式会社は「試そう。より早く。」「進んで仕組み化。」「オープン＆フェアネス。」「すべてに親切に。」を軸となる価値に掲げている。代表取締役の田口氏は「自らどんどんアップデートできる人材が必要」と語る。動画では具体的にどういった人物像を求めているのか、伺うことができた。