ビジネスモデル

株式会社フリップデスクは、Web接客ツール「Flipdesk（フリップデスク）」を提供するマーケティング支援会社。2014年のサービス提供開始から、Flipdesk導入企業は980社を超え、導入されたサイトは1,280以上。

サイトに埋め込んだタグによって、訪問者の行動を自動で解析し、状況に応じてクーポン発行やキャンペーン告知、チャットサポートなどの最適な接客を行うことで、購買率の向上や会員登録の促進、離脱率の低減などを目指す。デジタルマーケティングに取り組む企業の課題解決や事業成長に貢献している。

営業組織分業化の状況

現在、営業企画G、セールスG、カスタマーサクセスGによる分業を行っている同社は今後マーケティング専門のチームを新設予定。「他部署だからといって壁をつくるのではなく、ワンチームとして考えている」とカスタマーサクセスのリーダー水野氏は語る。 分業化においてもフラットなコミュニケーションを大事にしリスペクトし合える環境は非常に魅力的だ。

営業プロセス

現在、営業企画が全体をサポートしているが、そこにマーケティング部門を新設し、デジタルにおける認知・見込み顧客獲得の専門チーム ができあがる。また多くのカスタマーサクセスメンバーが活躍している同社は今後、「Meet Upの開催」や「事例集のメディア運用」など、SaaS企業における要となる活動を展開していく予定だ。

プレイヤーの一日

「朝の10時から19時が業務時間で残業の場合は長くても20時過ぎまで」と話してくれた水野氏。コロナ禍によって、オンラインがメインになっても、元々が在宅ワークもOKだったという同社はスムーズにリモートワークに移行できたそうだ。ここでは水野氏の一日を紹介する。

ITツール利用促進状況

見込み顧客管理から顧客育成、商談・受注管理、カスタマーサクセスまで、マーケティングプロセスにおいてMA、SFAなどを利用している。またコミュニケーションにおいても多くのツールを利用していることがわかる。ここには記載していないが、多くのツールを利用していることから、複数のアプリを一括で管理できるBiscuitというツールも活用していると水野氏は教えてくれた。

ワークスタイル

リモートワークによって、コミュニケーションが少なくなった。意識してとらないとメンバーの意識がわからないといった話も聞くようになったが、カスタマーサクセスチームは「自由に話せるチャンネルがある」と言う。多くのツールを導入している同社だが、実際のコミュニケーションの本質を大事にしていることがうかがえた。

今後組織として成長、育成する分野と今求めている人物像

「主体的に自分ごと化して「やる」を楽しめる人、どんどん仲間に入ってきてほしいなと思っています」そう代表の佐々木氏は語る。 ツールというと形あるサービスを販売しているように見えるが、実際は企業によって適切な使い方は異なる。 例えば営業は企業の課題を深堀し、どのような使い方や設定をするべきかを提案する必要があるだろう。つまり形のないソリューション営業である。それを踏まえると佐々木氏が言うように主体性を持ったメンバーが自ずと活躍できる姿が見えてくる。