「セールス、マーケティングのデジタルシフト」を支援するマーケティングカンパニー、株式会社エムエム総研（本社所在地：東京都新宿区、代表取締役CEO：萩原 張広 以下、「エムエム総研」）が運営するSaaSセールス特化型転職エージェント『マーキャリNEXT CAREER』は、SaaS企業の営業職の20代～30代を対象に、「SaaS営業職のキャリアアップの魅力」に関する調査を実施しました。

＜調査背景＞

近年、急成長を遂げているSaaS企業。
スキルアップや収入アップを求めて、SaaS企業への転職を考えている方もいるかと思います。

では、実際にSaaS企業で営業職に就いているみなさんの年収は、同年代の方と比べて高いのでしょうか？ また、SaaS企業の営業職に従事するなかで、思い描いているキャリアビジョンを実現できると思う方はどのくらいいるのでしょう。

そこで今回、SaaS業界の営業職に特化して転職支援を行う『マーキャリNEXT CAREER』（https://next.mar-cari.jp/）を運営する株式会社エムエム総研は、SaaS企業の営業職の20代～30代を対象に、「SaaS営業職のキャリアアップの魅力」に関する調査を実施しました。

＜調査概要＞
【調査概要】「SaaS営業職のキャリアアップの魅力」に関する調査
【調査期間】2023年10月19日（木）～2023年10月20日（金）
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
【調査人数】503人
【調査対象】調査回答時にSaaS企業の営業職の20代～30代であると回答したモニター
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

役職者への調査結果 0~3年以内に昇格した方は合計81.6％という結果に

はじめに、現在のポジションについて伺っていきたいと思います。

「現在のポジションとして当てはまるものはどれですか？」と質問したところ、『メンバー（46.9％）』『リーダークラス（主任、係長等）（44.5％）』『マネージャークラス（部長、室長、事業部長等）（8.6％）』という回答結果になりました。

20代～30代のSaaS営業職の方のなかで、リーダークラス、マネージャークラスという方が半数いるようです。

では、昇格するまでにどのくらいの期間がかかったのでしょうか？
前の質問で『リーダークラス（主任、係長等）』『マネージャークラス（部長、室長、事業部長等）』と回答した方に聞いてみたいと思います。

「昇格までにどのくらいの期間がかかりましたか？」と質問したところ、『3年以上（18.4％）』『2年未満（16.9％）』『9か月未満（16.1％）』『1年未満（16.1％）』と続きました。

現在役職についている方の昇格タイミングに関して、3年未満と回答した方の合計は81.6％という結果となりました。年功序列のようにある程度固定化されているというわけではなく、組織状況や成果によってチャンスがつかみやすいことが明らかになりました。

同年代の平均年収よりも自身の年収が高いと感じている方は半数以上！

では、現在の年収は同年代の平均年収と比べてどうなのでしょうか？

「ご自身の現在の年収は同年代の平均年収と比べていかがですか？」と質問したところ、『高い（50.5％）』『低い（29.0％）』『変わらない（20.5％）』という回答結果になりました。

半数以上の方が、同年代の平均年収よりも自身の年収の方が高いと感じているようです。

中途入社の方に絞り、「前社と比較してみて、年収は上がりましたか？」と質問したところ、上がった方は半数以上の割合を占め、『とても上がった（8.3％）』『やや上がった（51.0％）』と回答しました。

中途入社の方に関しては、以前勤めていた企業での年収よりも、SaaS営業職になって年収が上がった方は半数以上という結果になりました。
また、具体的に、「とても上がった」「やや上がった」と回答した59.3％の方は、直近1年でどのくらい昇給があったのでしょうか。

前の質問で『とても上がった』『やや上がった』と回答した方に、「直近1年で、年収はどのくらい上がりましたか？」と質問したところ、『20万円未満（20.4％）』『20万円～30万円未満（17.5％）』『40万円～50万円未満（17.5％）』と続きました。

年間20万円以上と回答された方は、合計79.6％と8割程度という結果になりました。

現状の中小企業の平均昇給額として経団連の公開しているデータ※1では、2023年の総平均は2.94％となっております。

仮に年収が443万円※2として、昇給額の2.94％をそのままあてはめた場合、
1年間で年収が13万円ほど上がるという計算になりますので、20万円以上というのは比較的高水準といえます。

※1経団連「2023年春季労使交渉・中小企業業種別回答状況」 https://www.keidanren.or.jp/policy/2023/045.pdf

※2国税庁のデータによる、30代の平均年収443万円をもとに検証しています（国税庁：https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2022/pdf/002.pdf）

入社前SaaS営業職に期待していたことは『収入アップ』『ポジションアップ』『自己成長』

先程の調査結果で、同年代の平均年収よりも自身の年収が高いと回答されている方が多いことがわかりましたが、転職をされる方は収入面以外にも様々な期待をされて会社選びをされていると思います。実際にどのようなことをSaaS企業の営業職に期待していたのでしょうか？

「入社前、SaaS企業の営業職で期待していたことは何ですか？（複数回答可）」と質問したところ、『収入アップ（48.3％）』と回答した方が最も多く、次いで『ポジションアップ（38.4％）』『自己成長（35.0％）』と続きました。

4割以上の方が、SaaS企業の営業職に収入アップを期待していたようです。
また、ポジションアップや自己成長を期待して入社した方も多いことがわかりました。

では、実際に入社してみて、期待していたことについてのイメージに違いを感じた方はどのくらいいるのでしょうか？

そこで、「実際に入社して、期待していたことに対してのイメージに違いはありましたか？」と質問したところ、『ややあった（52.4％）』 と回答した方が最も多く、次いで『とてもあった（25.1％）』『あまりなかった（19.9％）』『まったくなかった（2.6％）』と続きました。 。

7割以上の方が、期待していたことに対してイメージが違ったと感じているようですが、そう思う理由とは何なのでしょうか？

詳しく聞いてみました。

ギャップに関しては、ネガティブな声もある一方で、責任に対して給料に反映されやすいという声や、システムができていて管理しやすいといったポジティブなギャップを感じた方も多くいるようです。

7割以上の方が今後のキャリアビジョンを持っていると回答。SaaS営業職を通じて実現できる？

先ほどの調査では、年収面に関して回答をいただきましたが、
同様にキャリアビジョンの実現性に関しても重要視されている方も多いのではないでしょうか。
実際にキャリアビジョンを持っているか、持っている方に対しては実現できると思うかどうかについて回答いただきました。

「今後のキャリアビジョンは持っていますか？」と質問したところ、7割以上の方が『持っている（76.9％）』と回答しました。
多くの方が、キャリアビジョンを持っているようですが、SaaS企業の営業職を通じて実現できると思う方はどのくらいいるのでしょうか？

そこで、「SaaS企業の営業職を通じてキャリアビジョンは実現できると思いますか？」と質問したところ、『とてもそう思う（37.6％）』『ある程度そう思う（49.9％）』と8割以上の方が実現できると思うと回答しました。

SaaS企業の営業職を通じてキャリアビジョンを実現できると思う方は多く、SaaS企業の営業職にさまざまな面で魅力を感じている様子がうかがえます。

【まとめ】SaaS企業の営業職は入社後年収が上がりやすい！多くの方がSaaS営業職を通じてキャリアビジョンは実現できると感じている

今回の調査結果で、現在役職についている方の昇格タイミングは、3年未満で81.6％ということが判明し、組織状況や成果によってチャンスがつかみやすいことが明らかになりました。
また、同年代の平均年収よりも自身の年収が高いと回答された方が半数以上という結果となりました。

また、中途採用の方においては、以前勤めていた企業での年収よりも上がった方が半数以上となり、給与面に関しては比較的高水準と感じている方が多い事が明らかになりました。

さらに、給与面だけではなく、SaaS企業の営業職を通じてキャリアビジョンを実現できると思う方が非常に多いという結果になりました。