ウェディングプランナーからのIT業界転職〜注目される理由とは?〜

ウェディングプランナーからのIT業界転職〜注目される理由とは?〜

目次

異業界にも関わらず、ウェディングプランナーがIT企業から採用したい人物像として注目されているのをご存知でしょうか。 実はウェディングプランナーは、企業が採用時に考えるペルソナ(具体的に求める人物像)に当てはまることから評価が高く、異業種転職の成功者も多いのです。 今回は、ウェディングプランナーのキャリアトレンドやIT業界で評価が高い理由、転職活動を成功に導くポイントを解説します。

1. ブライダル業界の現状と将来性は?

まず、ウェディングプランナーのトレンドを見てみましょう。ブライダル業界では、コロナの感染拡大が本格化してからの約1年間で売上損失が約1兆円にのぼったと発表されています(日本ブライダル文化振興協会とリクルートが2021年6月に発表)。厚生労働省による調査では、2021年の宿泊・飲食サービスの入職率は前年より10ポイントほど減少しており、ウェディングプランナーや接客業へ新たに就職した方が減っているのがわかります
令和2年雇用動向調査結果の概況

出典:令和2年雇用動向調査結果の概況

また、少子化により婚姻数の母数が減少するため、婚礼組数も年々減っていくのは自明で、市場的には成熟期から衰退期に入っていき、各企業での競争が激化していくことが予想されています

このような中、離職も増えている状況ではありますが、今ある業界が注目し、採用活動を強化しています。それが、法人向けビジネスを行うIT業界。中でもSaaSと呼ばれる企業です。テレビCMも行っている「マネーフォワード」や「SmartHR」など企業向けの月額課金(サブスクリプション)型サービスを提供するSaaS企業がウェディングプランナー経験者に熱い視線を送っています

smartHR
出典:https://smarthr.jp/

2. ブライダル業界の経験は転職に活かせるの?

IT企業はウェディングプランナーのどのような経験・スキルに注目しているのでしょうか。 ポイントは2つ、コミュケーション力とディレクション能力です

なぜなら、SaaS企業と呼ばれる「クラウド型のソフトウェアサービス(=SaaS)」を提供する企業では、 押し売りではない、顧客志向を持った営業職を求めているためです

「真に顧客に喜んでもらえる」、「顧客の成功、成長につながる」提案ができる人材としてウェディングプランナーに注目が集まっています。お客様の要望を掴みつつ予算とプランを調整し、期待以上の提案を目指す。そういった経験が評価されているのです。

3. ブライダル業界からの転職でオススメなデジタルセールス

デジタルセールスのイメージ

SaaS/IT系企業で働く先進的な営業職は、デジタルセールスとも言われています。

具体的には次のように3つの職種があります。


■デジタルセールスの3職種

  • インサイドセールス:顧客のニーズをヒアリングしアポイントを獲得する
  • フィールドセールス:アポイントをもとに商談・受注につなげる
  • カスタマーサクセス:顧客にサービスを継続利用してもらうために活用支援を行う

これらは、SaaS/IT系企業が採用を積極的に進めている職種であり、 今までの法人営業のように、一人で「電話でのアポイント獲得〜商談・受注〜アフターフォローまで」を対応することなく、 役割が分かれています。

結果的に会社として効率的な営業活動ができ、個人としては自分の業務に集中できます。さらに、キャリアを積んでいけば営業職として専門性を高められるだけでなく、家庭・育児と両立したワークライフバランスも実現できるでしょう。。 オススメな理由を細かく説明していきます。

3-1. オススメな理由(1)ワークライフバランス

効率的な営業活動や生産性向上を目指してデジタルセールスを採用している企業が多いため、自ずとワークライフバランスは実現可能です

長時間の残業を良しとせず、メリハリをつけて仕事をしている方が多くいます。ホワイトな労働時間、土日休みに加えて、リモートワークを取り入れていたり、育休制度に力を入れている企業も多いため、先進的な働き方ができるでしょう。また、在宅での勤務が可能なことから結婚・出産などのライフイベントが訪れる中でも、働きやすく続けやすい職種と言えます。

ワークライフバランスのイメージ

3-2. オススメな理由(2)平均年収が高い

ウェディングプランナーの平均年収は約360万円ほどですが、デジタルセールスは平均年収500万円ほどと言われており、年収レンジが高くなります。キャリアを重ねてリーダークラスになれば800万〜1,000万円の求人も出ていますので、自分が成長して成果を出していっても評価や報酬に反映されないと言った不満につながりづらいです。

3-3. オススメな理由(3)市場価値が高くなり、その後のキャリアも安心

デジタルセールスの3職種の間でキャリアチェンジをする人も多いです。「インサイドセールスからフィールドセールス」「インサイドセールスからカスタマーサクセス」といった具合です。

また、人気があるマーケティング職へ異動する方も多いです。

このようにキャリアの選択肢が広くなるとともに、まだまだSaaS業界での営業経験者が少ない状況で、市場価値の高い人材となることができます

4. どうやってアピールすれば良い?

ニーズがあるとはいえ「法人営業としての経験がないけど大丈夫なのか」と思う方も多いでしょう。 ですがアピールポイントはありますのでご心配は無用です。具体的には次の2つです。


  • 売上数字への意識
  • 顧客志向

数字への意識に関しては、営業職であれば当然、売上目標や契約数の達成が求められます。ですので売上目標を追いかけて工夫していたエピソードや、何かしらの数値目標に邁進していたことがあればアピールできます

また、SaaS企業はサブスクリプション型と呼ばれる月額課金型のサービスが主体のため、 サービスの解約率を抑えることも重要となります。

カスタマーサクセスという職種もあるぐらいですので、顧客の成功のためにどう、行動できるかといった考えが根底にあります。「お客様に喜んでもらえるためにどのように工夫して働いていたか」を話すことが、アピールポイントになります

5. 転職成功の条件とは?

転職を成功させるためには、選考において企業側がどのような点を見ているかを知ることが重要です。

SaaS/IT系企業は、


  • 企業のカルチャーやプロダクトの理解
  • 営業組織や職種への理解
  • キャリアに対する意識、成長意欲

などを選考で見ています。

企業理解が足りていなかったり、今後のキャリア設計、転職先で実現したいことにズレがあると、「本当にそのポジションで活躍できる人材なのか」と不安に思われてしまいます。

特に、ベンチャー/スタートアップ企業はカルチャーを大事にしており、カルチャーを体現する自主性のある人材を求めています。基本的なことではありますが、求人要項や企業のWebサイトをしっかりと見て準備をしておく必要があります。

6. 転職エージェントは使うべき? オススメの転職エージェントは?

転職エージェントのイメージ

もし、SaaS/IT系企業への転職を考えているのなら、必ず転職エージェントを利用すべきです

転職エージェントは、企業のカルチャーや業務内容の理解があるのはもちろん、どのような人材が採用されるのか、されないかの傾向を知っていたり、面接の雰囲気やアピールするべきポイントなどを的確にアドバイスしてくれます。そのように企業との間をしっかりとつないでくれます。学歴や経歴が優れていたとしても、上記のとおり企業理解がないと選考突破も簡単ではありません。

また履歴書の添削も行ってくれるため、書類選考率や、面接突破率が上がることも期待できます。 ウェディングプランナーからの異業種転職は、未経験からの転職ですので経験者より圧倒的に情報が不足している状態です。次項では、そんなあなたにオススメの転職エージェントをご紹介します

6-1. マーキャリNEXT CAREER

マーキャリNEXT CAREER
マーキャリNEXT CAREER

まず最初に紹介するのは、デジタルセールスへの転職に特化した転職エージェント「マーキャリNEXT CAREER」です。運営元のエムエム総研は30年以上にわたりマーケティング支援を提供し、IT企業との強いリレーションから独自の非公開求人を多数保有しています。また担当するキャリアアドバイザーがデジタルセールスの経験を持っているため、企業理解だけでなく職種理解も深いのが特長です

キャリアアドバイザーが企業への営業担当も兼任している中で、多くの企業がウェディングプランナーを採用したい人物像にしていることがわかり、これらの企業に合わせて、あなたの強みや自己PR方法をアドバイスしてくれます。

特化型エージェントの強みを裏付けるように書類選考通過率90%、1次面接突破率61%といった実績があります


→マーキャリNEXT CAREERはこちら

さらに、経歴やスキルが不足しているといった場合でも、無償でデジタルセールスのノウハウを学べる「エムエム デジタルセールス・アカデミー」を提供しているため、現職を続けながらオンラインで学び転職活動につなげることも可能です。

6-2. 大手転職エージェント

マイナビエージェント
マイナビエージェント

次にオススメなのは、大手の転職エージェントです。 何と言っても保有している求人数が多く、多くの企業に応募ができるため、思わぬ企業との縁や出会いがあるかもしれません。また、書類の添削はもちろん、面接の研修やセミナーをWebで行ってくれるなど体制が整っています

一方で特化型のエージェントではないため、SaaS/IT企業の理解、職種理解が深いわけではありません。キャリアアドバイザー個人によっても情報量が違ってきます。また、大手の転職エージェントは各社の違いがそこまで明確にはならないことも多いため、女性向けを謳っている転職エージェントは相談がしやすくオススメです。ここでは一例としてマイナビエージェントを紹介します。


→マイナビエージェントはこちら

6-3. リクシィキャリア

リクシィキャリア
リクシィキャリア

最後はブライダル業界に特化したエージェント「リクシィキャリア」です。 株式会社リクシィが運営するエージェントで、ブライダル業界の求人を紹介してもらえるだけでなく、異業種への転職もサポートしています

転職をサポートするコンサルタントは、大手ブライダル企業でのウェディングプランナー経験者がいるので、転職、キャリア形成についての的確なアドバイスが期待できます。LINEでの適職・年収診断や無料の転職サポート相談も受けられます。2022年3月29日時点で公開している求人情報は200件ほどで関東が中心のため、関東在住の方で、ウェディングプランナーとしてのキャリアアップもまだ考えているといった方にオススメな転職エージェントです。


→リクシィキャリアはこちら

7. おわりに

ウェディングプランナーからIT業界へ転職するためのポイントを解説しました。転職エージェントをいくつか紹介しましたが、もしSaaS/IT業界やマーキャリNEXT CAREERにご興味を持たれた方は、ぜひご相談ください。 キャリアアドバイザーが全力であなたをサポートします。それでは最後にキャリアアドバイザーからのメッセージをご紹介します。


キャリアアドバイザーのイメージ

「魅力があり自己成長が実現できる企業は、転職のハードルが高いのも事実。私は一人ひとりが持つ魅力を引き出し、企業との出会いから転職成功までのステップを全力でサポートします」 (河村 芳行 株式会社エムエム総研 取締役/写真左)

「大きな決断には不安がつきものですが、自信と期待にあふれた未来のキャリアへ踏み出せるよう、共に歩んでいきましょう」 (正守 かや 株式会社エムエム総研 シニアエージェント/写真右)







マーキャリ 編集部

執筆者

マーキャリ 編集部

Other Category

その他のカテゴリー

  • Skill
  • Interview
  • Template
  • Knowledge
  • Others