株式会社シンフォニードがエージェントサービス「GIGrowth(ギグロース)」β版の提供を開始することを発表しました。(参考:「プロは、全て本業。」プロフェッショナル人材へパラレルワークを支援するエージェントサービス「GIGrowth(ギグロース)」β版を提供開始ーー複数企業を「本業」として働く新しいライフスタイルを提案)
GIGrowthは、プロフェッショナル人材のパラレルワークを支援するサービスで、「本業」として複数企業に勤めるという新しいライフスタイルを提案するものです。
サービス開始の背景としては、コロナ禍によって働き方の変化が加速し、副業の解禁やギグワーカーの積極的採用が進んでいることがあげられています。さらに今後は少子高齢化によって人材のボーダレス化が進み、プロ人材の需要が増えていくことも期待されています。
GIGrowthの特徴と今後の展開
GIGrowthのサービスの特徴と今後の展開について、プレスリリースをもとにまとめてみました。
・「副業」や「起業」ではない第三の選択肢として2〜3社を「本業」として働く人材を支援
・専門性の高く豊富な業界経験を持つプロ人材によるチーム組成を円滑に実現する
・新規事業の推進や事業拡大時における新規部署の立ち上げなど、企業が叶えたい未来の実現をサポート
・リリースから1年で50プロジェクトのスタートを目指す
・同じく人材紹介業を行うBridgeと協業し、サービスの拡充と提供価値を最大化を図る
まだサービスサイトは準備中ですので詳細はわかりませんが、今後が楽しみなサービスです。
記憶に新しい、ヤフーのギグパートナー募集開始
ヤフーが戦略立案100人を副業募集といったニュースが2020年7月中旬に話題になりました。実際に募集がきたのは、4500人と、その反響の大きさはヤフーの想定以上だそうです。
なお現在(2020/9/8)、ヤフーが募集しているポジションは下記です。
・新規メディアサービス企画(ヤフーのアセットを生かした、これまでにない新しいメディアサービスの構想、企画、事業化)
・新規コマース事業戦略(コマース事業領域における新規事業、新サービス、新スキームの開発を担当)
・グループシナジー戦略 (グループ間のシナジーをさらに高め価値創造するための戦略立案を担当)
・テクノロジースペシャリスト(高い技術力と専門性を駆使し、次の当たり前を創る)
・オープンポジション (ヤフーのアセットを活用し、事業をけん引していただける方、支えていただける方を募集しています)
出典:https://about.yahoo.co.jp/hr/gigpartner/
かなり高いスキルと経験が求められているのがわかります。
納品物があるデザイナーやライターなどに、クラウドソーシングで依頼している会社も多いですが、今後は、戦略立案や企画など、上位レイヤーの業務をギグワーカーが進めることも増えそうです。いずれにせよ、副業や兼業をするには、何かしらのスキルや経験が必要になりますので、これからの働き方を考える上では、一人前にできるというスキルと、それで成果を出した、成功させたという実績づくりが大事になってきますね。